メソッドの構造

TentuPlayイベントメソッドの構造を見てみましょう。

テキストによる行動記述

TentuPlayのメソッドは、データとして収集されるプレイヤーの様々な行動を表すテキストを用いて構成することができます。

たとえばプレイ中に誰が・いつ・どこで・何をしたのかを表現するために、次のようなテキストを作成したとします。

  • プレイヤーXYZがABCキャラクターでプレイしながら

  • 「魔法の剣」を強化するために50ゴールドを使用したため、

  • 1270ゴールドが残った。

これらのテキストをコードで表すと、以下のようになります。

UseCurrency(player_uuid: "XYZ", //プレイヤーXYZが
character_uuid: "ABC", //ABCキャラクターでプレイした
currency_slug: "GOLD", //ゴールド
currency_quantity: 50, //5個消費
currency_total_quantity: 1270, //残り1270ゴールド
where_to_entity: entity.LevelUpEquipment //装備のレベルアップに使用
where_to_category_slug: "剣", //装備のカテゴリは「剣」
where_to_slug : "魔法の剣"); //レベルアップした装備は「魔法の剣」

コンテクストの記述

プレイヤーの行動をテキストで表すとき、プレイヤーが「どこで」・「どのように」・「なぜ」行動したかをイベントメソッドで詳しく記述することが重要です。

このような行動のコンテクストに応じて大きく分けて3つのパラメータが使われます。

コンテクスト パラメータ

獲得

from_entity, from_category_slug, from_slug

消費

where_to_entity, where_to_category_slug, where_to_slug

広告視聴

placed_at, placed_at_slug

獲得のコンテクスト

獲得パラメータはGetメソッド(例:GetCharacterGetPet`GetCurrency)内で使われます。ここにはプレイヤーがその対象を「どこで」または「何から」得たかが含まれています。

パラメータ 説明

from_entity

その対象を獲得したプレイヤーの行動

  • from_entityの値にイベントメソッドが入ります。

  • 支払い方法によって購入イベントメソッドが異なります。ゲーム内財貨で購入する場合はShopPurchasefrom_entityの値として使われ、有料購入時にはInAppPurchaseが使われます。

from_category_slug

入手先や場所のタイプ

from_slug

入手先や場所

サンプルコード
GetEquipment(player_uuid: "XYZ", //プレイヤーXYZが
character_uuid: "ABC", //ABCキャラクターでプレイした
item_slug: "魔法の剣", // 魔法の剣を
:item_quantity: 1, //1個獲得
from_entity: entity.PlayStage //ステージプレイで獲得
from_category_slug: "秘密の森" // ステージカテゴリは秘密の森
from_slug: "秘密の森1-2"); // 秘密の森1-2ステージで獲得

消費のコンテクスト

消費パラメータはUserメソッド(例: UseCurrencyUseToken)内で使われます。ここにはプレイヤーがその対象を「どこで」または「何のために」使用したかが含まれています。

パラメータ 説明

where_to_entity

その対象を消費させたプレイヤーの行動

  • where_to_entityの値にイベントメソッドが入ります。

  • 支払い方法によって購入イベントメソッドが異なります。ゲーム内財貨で購入する場合はShopPurchasefrom_entityの値として使われ、有料購入時にはInAppPurchaseが使われます。

where_to_category_slug

使用先や結果のタイプ

where_to_slug

使用先や結果

サンプルコード
UseCurrency(player_uuid: "XYZ", //プレイヤーXYZが
character_uuid: "ABC", //ABCキャラクターでプレイした
currency_slug: "DIAMOND", /ダイヤモンドを
currency_quantity: 50, //50個消費
currency_total_quantity: 30, //残りダイヤモンド30個
where_to_entity: entity.ShopPurchase // アプリ内購入に使用
where_to_category_slug: "ショップ", //使用先のカテゴリはショップ
where_to_slug : "GOLD 2000"); //ショップで2000ゴールドのパッケージを購入

広告視聴のコンテクスト

広告視聴パラメータは WatchAd メソッド内で使われます。ここにはプレイヤーが「いつ」または「どこで」広告を見たかが含まれています。

パラメータ 説明

placed_at

広告視聴時のプレイヤーの行動

placed_atの値にイベントメソッドが入ります。

placed_at_slug

広告場所

サンプルコード
WatchAd(player_uuid: "XYZ", //プレイヤーXYZが
character_uuid: "ABC", //ABCキャラクターでプレイした
ad_slug: "abcsef0293828zks", // 広告ID "abcsef0293828zks"
:ad_type: adType.Interstitial, //全面広告
placed_at: adPlacement.LoginApp, //ログイン時に表示
ad_status: adStatus.Start // 広告開始
placed_at_slug: "ロビー"); //ロビーに広告表示